五島朋幸先生

Dr. GOTO

先輩からのメッセージ 
五島朋幸先生

1991年日歯大卒業。東京北新宿「ふれあい歯科ごとう」代表。著書に『食べること生きること』『愛は自転車に乗って』。ラジオ番組「ドクターごとうの熱血訪問クリニック」パーソナリティーも務める。

訪問歯科診療はいのちのケア

  • 午前の診療を終え、あわただしく自転車で訪問診療に出発。
    午前中は医院での外来診療、午後は自転車で寝たきりの高齢者の自宅を訪ねる。年中無休の生活です。大学病院に勤務していたころ、訪問診療に情熱を注ぐ内科医師のテレビ番組を観て感動。さっそく会いに行ったところ、訪問歯科医療の必要性を痛感し、休日を利用して夫婦(妻も日歯大卒)で訪問歯科診療をはじめました。

    「ふれあい歯科ごとう」は、その延長上にあるもので「健康な方が来院できる、障害があっても来院できる、たとえ来院できなくとも訪問できる」を合言葉に、地域ケアとは何かを考え、実践しています。

    在宅ケアとは「生きることを支える」ということです。歯科医としてできること、歯科医だからこそできることは、数多くあります。さまざまな障害を持つ方たちへの訪問歯科という分野にはマニュアルがありません。それぞれの現場で人間同士のかかわりがあり、試行錯誤しながら作り上げていくものです。

    本来医療とは、人が生きるということをバックアップすることです。いのちのケア、これが訪問歯科の真髄です。

  • 午前の診療を終え、
    あわただしく自転車で訪問診療に出発。

アドバイス

食べることを支えるということは、生きること、つまりいのちを支えることである。私たち歯科の社会的な役割は決して小さくない!