薬物の安全性と有効性の検討
各種薬物の安全性と有効性を培養細胞を用いて毒性、突然変異原性、DNA障害性、がん原生の面から検討を行っている。歯および口腔粘膜に適用した薬物は、象牙芽細管や根尖孔、毛細血管を通して周囲組織のみならず、血行を介して全身へ移行する。
したがって、安全性と有効性について十分に検討する必要がある。我々はこれまでに、口腔内由来細胞やハムスター細胞等に30種類以上の薬物を作用させた研究を行なってきた。
さらに、in vitro実験系で薬物を作用させた細胞をin vivo実験系を用いて移植し、薬物の安全性と有効性についての解析を行っている。