2007年度 研究概要
2007年度小児歯科学講座研究業績
小児歯科学講座 Department of Pediatric Dentistry
1．所属構成員等
教 授 苅部洋行
准 教 授 小方清和
講 師 河上智美，白瀬敏臣（～3月30日）
助 教 割田幸恵，青柳暁子（10月1日～）
臨床研究生 青柳暁子（4月1日～9月30日）
客員教授 小口春久
非常勤講師 坂井正彦，萩原洋子，石井伸明，米山博巳（併任），宮島圭介（併任），
酒寄浩章
大学院生 庄内聡子
2．研究テーマ
1）若年期のTMDに関する研究（Temporomandibular disorders in children and adolescents）
2）強度行動障害患者の歯科治療における適応に関する研究（Dental treatment in patients with severe mental retardation and mental disorders）
3）歯科医学教育の国際比較に関する研究（Comparative study of dental education among different countries）
4)全身疾患を有する小児の歯ならびに顎顔面頭蓋の成長に関する研究(Change of dent-maxillo-craniofacial growth in children with systematic disease)
5)小児期における口腔機能の発達機序に関する研究(Development of stomatognathic function for children)
6)小児期で起こる歯の外傷が，受傷歯およびその歯周組織の成長におよぼす影響についての研究(Management of injuries to the anterior teeth of children)
7)小児期に起こる口腔疾患（齲蝕，歯列不正など）の発症機序の解明と予防に関する研究(Prevention of dental disease for children)
3．今年度の研究上の特記すべき事項
記載事項なし
4．学位取得者
1）青柳暁子「マウス臼歯の歯根形成におけるヘルトヴィッヒ上皮鞘の機能と運命」，取得年月日：平成19年2月28日．
2）島津貴咲「Streptococcus gordoniiのphosphoglucosamine mutaseをコードするglmM遺伝子の同定およびバイオフィルム形成との関連性」，取得年月日：平成19年2月28日．
5．主催学会等
記載事項なし
6．国際交流状況
1） 共同研究：河上智美，Dr.Tulay Yucel-Lindberg, Professor Thomas Modeer（スウェーデン，カロリンスカ医科大学）との共同研究，「ヒト歯肉線維芽細胞を用いたプロスタグランジンE２の産生機序」（継続中）．
2） 共同研究：河上智美，苅部洋行, Dr. Monica Barr Agholm, Prof. Goran Dahllof, Prof. Thomas Modeer（スウェーデン，カロリンスカ医科大学）との共同研究，「歯学部学生の歯学教育に対する意識の国際間比較研究」（継続中）．
3） 共同研究：苅部洋行，Dr. Greg Goddard, Prof. Charles McNeill（アメリカ，カリフォルニア大学サンフランシスコ校歯学部）との共同研究，「口腔顔面痛患者の診断別比較研究」，「若年期TMD患者の治療効果に関する研究」（継続中）．
7．外部研究費
1） 日本学術振興会科学研究費，基盤研究（B）（継続），小口春久（代表），白川哲夫（分担），三留雅人（分担），母体脳標的遺伝子導入による胎生期・吸啜期の母仔間相互作用の解析．
2） 日本学術振興会研究費，基礎研究(C)一般(継続)，苅部洋行（代表），脳機能イメージングを用いた口腔内慢性疼痛の新しい診断法と治療効果の客観的評価
3） 日本学術振興会科学研究費，基盤研究(C)一般(継続)，小方清和（代表），白瀬敏臣（分担），割田幸恵（分担），CPP-ACP配合ペーストの脱灰抑制および再石灰化促進の効果について.
4） 文部科学省科学研究費，若手研究(B)一般(継続)，割田幸恵，CPP－ACPを応用した脱灰象牙質再建療法の新開発．
5） 富徳会助成金，小児歯科学部門（新規），青柳暁子，マウス臼歯歯根形成におけるヘルトヴィッヒ上皮の組織構築と運命．
8．研究業績
A．著書
１．小口春久（分担執筆）：心身障害児の歯科診療，（赤坂守人，西野瑞穂，佐々隆二，高木裕三，田村康夫編），395-434，小児歯科学第3版，医歯薬出版株式会社，東京，2007．
B．原著
1． 大島克郎, 石井隆資, 岡田智雄, 大津光寛, 長谷川功, 鈴木 章, 苅部洋行, 小川智久, 吉田和正, 宮内美登利, 井出正俊, 北原和樹, 佐藤田鶴子：大うつ病性障害の身体化症状により開口障害を認めた症例, ○日歯心身, 21(2): 92-96, 2006.（2007年に発刊）
Oshima, K., Ishii, T., Okada, T., Ohtsu, M., Hasegawa, I., Suzuki, A., Karibe, H., (7th), and others (13 in total). : A case report on limitation of mouth opening as somatization of major depressive disorder, Jpn J Psychosomatic Dent, 21(2): 92-96, 2006.
2． ＊青柳暁子, 島津徳人, 佐藤かおり, 苅部洋行, 青葉孝昭：マウス臼歯の歯根形成におけるヘルトウィッヒ上皮鞘の機能と運命，○小児歯誌，45（4）： 469-480， 2007.(学位論文）
Aoyagi, K., Shimazu, Y., Sato, K., Karibe, H., Aoba, T. : Functional roles and fate of Hertwig’s epithelial cells in root formation of the molars of mice, Jpn J Ped Dent，45（4）： 469-480， 2007.
3． Bage, T., Modeer, T., Kawakami, T., Quezada, HC., Yucel-Lindberg, T. ： Regulation of prostaglandin E synthases: Effets of siRNA-mediated inhibition of microsomal prostaglandin E synthase-1,○ Biochimica et Biophysica Acta, 1773 : 1589-1598, 2007.
4． Karibe, H., Suzuki, A., Sekimoto, T., Srithavaj, T., Iamaroon, A., Warita, S., Kawakami, T., Ogata, K., Shirase, T., Nakahara, S. : Cross-cultural comparison of the attitudes of dental students in three countries, ◎ J Dent Educ, 71(11) : 1457-1466, 2007.
C．総説，解説
1. 河上智美：Hej Hej! こちらSverige!! スウェーデンからの手紙⑯，小児歯科臨床，12（1）：94－95，2007．
2. 河上智美：Hej Hej! こちらSverige!! スウェーデンからの手紙⑰，小児歯科臨床，12（2）：94－95，2007．
3. 河上智美：Hej Hej! こちらSverige!! スウェーデンからの手紙⑱，小児歯科臨床，12（3）：98－99，2007．
4. 河上智美：Hej Hej! こちらSverige!! スウェーデンからの手紙⑲，小児歯科臨床，12（4）：106－107，2007．
5. 河上智美：Hej Hej! こちらSverige!! スウェーデンからの手紙⑳，小児歯科臨床，12（5）：106－107，2007．
6. 熊澤康雄, 割田幸恵：子どもを蝕む大人の病気 顎関節症，小児科,48(5)：860-864,2007．
7. 内川喜盛，小口春久：小児の歯の疫学，小児科，48(6)：869-876, 2007．
8. 河上智美、苅部洋行：小児歯科からみた離乳食のあり方,小児科,48(6)：895-903,2007．
9. 河上智美：小児歯科の現状と将来,日本歯科大学校友会・歯学会会報，33（1），6-12, 2007．
10. 河上智美：悪性腫瘍の治療がおよぼす歯への影響,のぞみ,151：10-15,2007．
11. 苅部洋行：小児歯科学の100年, 日本歯科大学校友会・歯学会会報, 33(1): 2-5, 2007.
D．報告（臨床・症例・研究等）・紀要
1． 河上智美：海外歯科事情あれこれ－スウェーデン・ストックホルム編－日本歯科大学校友会・歯学会会報,32(3)：40－41,2007．
2． 白瀬敏臣：小児の外傷歯に対する実習をまじえた臨床的対応，日本歯科大学校友会・歯学会会報,33(4):45，2007.
E．翻訳
記載事項なし
F．学術雑誌掲載講演抄録
1. 小方清和，割田幸恵，白瀬敏臣，庄内聡子，苅部洋行，内川喜盛：CPP-ACP配合ペーストのう蝕抑制効果に関する研究－エナメル質への脱灰抑制効果について－，小児歯誌，45（1）：147-148，2007.
2. 青柳暁子，田谷雄二, 島津徳人, 佐藤かおり, 苅部洋行, 青葉孝昭：マウス臼歯歯根形成におけるヘルトヴィッヒ上皮鞘の組織構築・機能・運命，小児歯誌，45（2）：238，2007.
3. 割田幸恵, 小方清和, 庄内聡子, 河上智美, 白瀬敏臣, 苅部洋行：CPP-ACP配合ペーストの齲蝕抑制効果に関する研究 象牙質への脱灰抑制効果について，小児歯誌，45（2）：332，2007.
4. 宮内美登利, 小川智久, 大津光寛, 岡田智雄, 石井隆資, 鈴木章, 苅部洋行, 長谷川功, 吉田和正, 大島克郎, 井出正俊, 佐藤田鶴子：口臭を主訴とする患者へのアンケート結果と口臭測定値との関係, 心身医学, 47(9): 820, 2007.
5. S. Warita, K. Ogata, S. Shonai, T. Kawakami, T. Shirase, H. Karibe: Use of CPP-ACP with fluoride inhibits demineralization on enamel lesions, International J Pediatric Dentistry 17(Suppl.1): 42-43, 2007.
6. H. Karibe, G. Goddard, S. Warita, T. Kawakami, T. Shirase, K. Ogata, C. McNeill: Comparison of symptoms in young TMD patients among ages: International J Pediatric Dentistry 17(Suppl.1):, 46, 2007.
7. 内川喜盛，大津光寛，矢島彩子，岡田智雄，横澤茂，仲谷寛，北村和夫，小川智久，北原和樹，岩田洋，進藤美智子，菊谷武，小方清和，織田聰一郎，三代冬彦：模擬患者参加型コミュニケーション実習の効果について，第26回日本歯科医学教育学会，岐阜，2007年7月6日．
8. 横澤茂，内川喜盛，大津光寛，岡田智雄，進藤美智子，北村和夫，小川智久，北原和樹，岩田洋，織田聰一郎，矢島彩子，小方清和，菊谷武，仲谷寛，三代冬彦：コミュニケーション実習における学生の気付きについて 第２報「葛藤への対応」，第26回日本歯科医学教育学会，岐阜，2007年7月6日．
9. 大津光寛，内川喜盛，矢島彩子，岡田智雄，菊谷武，進藤美智子，仲谷寛，横澤茂，北村和夫，小川智久，三代冬彦，北原和樹，岩田洋，小方清和，織田聰一郎：コミュニケーション実習における学生の気付きについて 第１報ヒューマンリレーションズ，第26回日本歯科医学教育学会，岐阜，2007年7月7日．
10. 早川龍，小方清和：呼吸機能と離乳食，成育歯科医療研究会会誌，9(1)，第12回成育歯科医療研究会大会プログラム・抄録集，15，2007．
11. 中山行夫，三島洋，今泉純一、中山実，宇佐美 昭，古市靖夫，石島弘己，武藤城嗣，小方清和，内川喜盛：Freeman-Sheldon症候群児の歯科治療経験，板橋区医師会会誌, 12, 66-68, 2007.
12. 大津光寛，鈴木章，宮内美登利，長谷川美樹，平林慶子，苅部洋行，石井隆資：当センターにおける自己誘発性嘔吐を伴う摂食障害患者への対処方法，障害者歯科, 28(3), 418, 2007.
13. 出口明美, 今井智明, 小林邦枝, 苅部洋行, 中村仁也：過去の抑制的対応により強度の恐怖心を示す高機能広汎性発達障害児の全身麻酔下での歯科治療の一例, 障害者歯科, 28(3), 225, 2007.
14. 三島洋，中山行夫，中山実，宇佐美昭，古市靖夫，武藤城嗣，小方清和，内川喜盛：某歯科衛生センターにおける障がい者歯科治療担当医の意識調査，障害者歯科, 28(3), 386, 2007.
15. 工藤朝雄, 島津徳人, 青柳暁子, 東理頼亮, 佐藤かおり, 青葉孝昭：マウス臼歯の歯根分岐部の形成とヘルトヴィッヒ上皮，J. Oral Biosci., 49(Suppl), 205, 2007.
G．講演
（１）特別講演・シンポジウム等での講演
1． 河上智美：がんの治療がおよぼす歯への影響，がんの子供を守る会平成19年度定期総会，東京，2007年6月17日．
2． 小口春久:共用試験歯学系正式実施第１回目の結果分析と検証,日本歯科医学教育学会,シンポジウム,岐阜，2007年7月6日.
（２）講演会・研究会・研修会等での講演
1. 河上智美：スウェーデンで見たこと、学んだこと，小児歯科学会女医会，大津，2007年2月10～11日．
2. 白瀬敏臣：歯・口の安全～外傷予防と発生時の対応～，東京都滝野川学校歯科医会，北区学校歯科医会・北区教育委員会学術講演会，東京，2007年2月20日.
3. 大島克郎, 青山幸生, 廣門靖正, 石井隆資, 岡田智雄, 苅部洋行, 大津光寛, 鈴木章：歯科処置が契機となった口腔内慢性疼痛の長期治療経過について，第36回日本慢性疼痛学会， 京都， 2007年2月24－25日.
4. 白瀬敏臣：小児の外傷歯に対する実習をまじえた臨床的対応－テーブルクリニック－，2007年日本歯科大学校友会学術フォーラム，東京，2007年2月25日．
5. 小口春久：MCQ問題、特にCBT問題作成技術向上のためのFD，大阪歯科大学2006年度第１回Faculty Development，大阪，2007年3月16、17日.
6. 宮内美登利, 大津光寛, 岡田智雄, 石井隆資, 鈴木章, 苅部洋行, 長谷川功, 小川智久, 吉田和正, 大島克郎, 井出正俊, 佐藤田鶴子：歯科医師の不適切な対応により、長期に渡る口臭恐怖症に苦悩した一例，第22回日本歯科心身医学会，新橋，2007年3月17－18日.
7. 小口春久：奥羽大学共用試験CBT問題作成第３回，奥羽大学，郡山市，2007年3月31日．
8. 小口春久：奥羽大学共用試験CBT問題作成第４回，奥羽大学，郡山市，2007年5月13日．
9. 大島克郎, 石井隆資, 岡田智雄, 大津光寛, 長谷川功, 鈴木章, 苅部洋行, 宮内美登利, 佐藤田鶴子, 廣門靖正, 青山幸生：口腔内慢性疼痛における歯科的対応と問題点―筋筋膜性疼痛に対するアプローチについて―, 第48回日本心身医学会, 福岡, 2007年5月24－25日.
10. 小方清和，割田幸恵，庄内聡子，河上智美，青柳暁子，苅部洋行：CPP-ACP配合ペーストのう蝕抑制効果に関する研究－エナメル質への脱灰抑制効果について－，第７回日本齲蝕学研究会議ワークショップ，京都，2007年6月2日．
11. 苅部洋行：知っておきたい子どものこころの病気―うつと自閉症を中心に―，第7回心療歯科診療センターイブニングセミナー， 東京，2007年6月28日．
12. 小口春久：奥羽大学共用試験CBT問題作成第５回，奥羽大学，郡山市，2007年7月29日．
13. 小口春久：奥羽大学共用試験CBT問題作成第６回，奥羽大学，郡山市，2007年9月1日．
14. 大島克郎, 石井隆資, 苅部洋行, 青山幸生, 廣門靖正, 大江容子,：抜髄処置に起因した持続性疼痛について―Apical Fenestrationの診断―, 第8回口腔顔面痛学会, 松本, 2007年9月15－16日.
15. 河上智美：プロスタグランジンとスウェーデンスタイル，日本歯科大学小児歯科同門会,東京都エドモントホテル，東京， 2007年10月27日．
16. 苅部洋行：歯学教育の新しい潮流，日本歯科大学歯学部第76回同窓会，東京，2007年11月3日.
17. 小口春久：朝日大学共用試験歯学系CBT問題作成FD，朝日大学，瑞穂市，2007年11月13日．
1．所属構成員等
教 授 苅部洋行
准 教 授 小方清和
講 師 河上智美，白瀬敏臣（～3月30日）
助 教 割田幸恵，青柳暁子（10月1日～）
臨床研究生 青柳暁子（4月1日～9月30日）
客員教授 小口春久
非常勤講師 坂井正彦，萩原洋子，石井伸明，米山博巳（併任），宮島圭介（併任），
酒寄浩章
大学院生 庄内聡子
2．研究テーマ
1）若年期のTMDに関する研究（Temporomandibular disorders in children and adolescents）
2）強度行動障害患者の歯科治療における適応に関する研究（Dental treatment in patients with severe mental retardation and mental disorders）
3）歯科医学教育の国際比較に関する研究（Comparative study of dental education among different countries）
4)全身疾患を有する小児の歯ならびに顎顔面頭蓋の成長に関する研究(Change of dent-maxillo-craniofacial growth in children with systematic disease)
5)小児期における口腔機能の発達機序に関する研究(Development of stomatognathic function for children)
6)小児期で起こる歯の外傷が，受傷歯およびその歯周組織の成長におよぼす影響についての研究(Management of injuries to the anterior teeth of children)
7)小児期に起こる口腔疾患（齲蝕，歯列不正など）の発症機序の解明と予防に関する研究(Prevention of dental disease for children)
3．今年度の研究上の特記すべき事項
記載事項なし
4．学位取得者
1）青柳暁子「マウス臼歯の歯根形成におけるヘルトヴィッヒ上皮鞘の機能と運命」，取得年月日：平成19年2月28日．
2）島津貴咲「Streptococcus gordoniiのphosphoglucosamine mutaseをコードするglmM遺伝子の同定およびバイオフィルム形成との関連性」，取得年月日：平成19年2月28日．
5．主催学会等
記載事項なし
6．国際交流状況
1） 共同研究：河上智美，Dr.Tulay Yucel-Lindberg, Professor Thomas Modeer（スウェーデン，カロリンスカ医科大学）との共同研究，「ヒト歯肉線維芽細胞を用いたプロスタグランジンE２の産生機序」（継続中）．
2） 共同研究：河上智美，苅部洋行, Dr. Monica Barr Agholm, Prof. Goran Dahllof, Prof. Thomas Modeer（スウェーデン，カロリンスカ医科大学）との共同研究，「歯学部学生の歯学教育に対する意識の国際間比較研究」（継続中）．
3） 共同研究：苅部洋行，Dr. Greg Goddard, Prof. Charles McNeill（アメリカ，カリフォルニア大学サンフランシスコ校歯学部）との共同研究，「口腔顔面痛患者の診断別比較研究」，「若年期TMD患者の治療効果に関する研究」（継続中）．
7．外部研究費
1） 日本学術振興会科学研究費，基盤研究（B）（継続），小口春久（代表），白川哲夫（分担），三留雅人（分担），母体脳標的遺伝子導入による胎生期・吸啜期の母仔間相互作用の解析．
2） 日本学術振興会研究費，基礎研究(C)一般(継続)，苅部洋行（代表），脳機能イメージングを用いた口腔内慢性疼痛の新しい診断法と治療効果の客観的評価
3） 日本学術振興会科学研究費，基盤研究(C)一般(継続)，小方清和（代表），白瀬敏臣（分担），割田幸恵（分担），CPP-ACP配合ペーストの脱灰抑制および再石灰化促進の効果について.
4） 文部科学省科学研究費，若手研究(B)一般(継続)，割田幸恵，CPP－ACPを応用した脱灰象牙質再建療法の新開発．
5） 富徳会助成金，小児歯科学部門（新規），青柳暁子，マウス臼歯歯根形成におけるヘルトヴィッヒ上皮の組織構築と運命．
8．研究業績
A．著書
１．小口春久（分担執筆）：心身障害児の歯科診療，（赤坂守人，西野瑞穂，佐々隆二，高木裕三，田村康夫編），395-434，小児歯科学第3版，医歯薬出版株式会社，東京，2007．
B．原著
1． 大島克郎, 石井隆資, 岡田智雄, 大津光寛, 長谷川功, 鈴木 章, 苅部洋行, 小川智久, 吉田和正, 宮内美登利, 井出正俊, 北原和樹, 佐藤田鶴子：大うつ病性障害の身体化症状により開口障害を認めた症例, ○日歯心身, 21(2): 92-96, 2006.（2007年に発刊）
Oshima, K., Ishii, T., Okada, T., Ohtsu, M., Hasegawa, I., Suzuki, A., Karibe, H., (7th), and others (13 in total). : A case report on limitation of mouth opening as somatization of major depressive disorder, Jpn J Psychosomatic Dent, 21(2): 92-96, 2006.
2． ＊青柳暁子, 島津徳人, 佐藤かおり, 苅部洋行, 青葉孝昭：マウス臼歯の歯根形成におけるヘルトウィッヒ上皮鞘の機能と運命，○小児歯誌，45（4）： 469-480， 2007.(学位論文）
Aoyagi, K., Shimazu, Y., Sato, K., Karibe, H., Aoba, T. : Functional roles and fate of Hertwig’s epithelial cells in root formation of the molars of mice, Jpn J Ped Dent，45（4）： 469-480， 2007.
3． Bage, T., Modeer, T., Kawakami, T., Quezada, HC., Yucel-Lindberg, T. ： Regulation of prostaglandin E synthases: Effets of siRNA-mediated inhibition of microsomal prostaglandin E synthase-1,○ Biochimica et Biophysica Acta, 1773 : 1589-1598, 2007.
4． Karibe, H., Suzuki, A., Sekimoto, T., Srithavaj, T., Iamaroon, A., Warita, S., Kawakami, T., Ogata, K., Shirase, T., Nakahara, S. : Cross-cultural comparison of the attitudes of dental students in three countries, ◎ J Dent Educ, 71(11) : 1457-1466, 2007.
C．総説，解説
1. 河上智美：Hej Hej! こちらSverige!! スウェーデンからの手紙⑯，小児歯科臨床，12（1）：94－95，2007．
2. 河上智美：Hej Hej! こちらSverige!! スウェーデンからの手紙⑰，小児歯科臨床，12（2）：94－95，2007．
3. 河上智美：Hej Hej! こちらSverige!! スウェーデンからの手紙⑱，小児歯科臨床，12（3）：98－99，2007．
4. 河上智美：Hej Hej! こちらSverige!! スウェーデンからの手紙⑲，小児歯科臨床，12（4）：106－107，2007．
5. 河上智美：Hej Hej! こちらSverige!! スウェーデンからの手紙⑳，小児歯科臨床，12（5）：106－107，2007．
6. 熊澤康雄, 割田幸恵：子どもを蝕む大人の病気 顎関節症，小児科,48(5)：860-864,2007．
7. 内川喜盛，小口春久：小児の歯の疫学，小児科，48(6)：869-876, 2007．
8. 河上智美、苅部洋行：小児歯科からみた離乳食のあり方,小児科,48(6)：895-903,2007．
9. 河上智美：小児歯科の現状と将来,日本歯科大学校友会・歯学会会報，33（1），6-12, 2007．
10. 河上智美：悪性腫瘍の治療がおよぼす歯への影響,のぞみ,151：10-15,2007．
11. 苅部洋行：小児歯科学の100年, 日本歯科大学校友会・歯学会会報, 33(1): 2-5, 2007.
D．報告（臨床・症例・研究等）・紀要
1． 河上智美：海外歯科事情あれこれ－スウェーデン・ストックホルム編－日本歯科大学校友会・歯学会会報,32(3)：40－41,2007．
2． 白瀬敏臣：小児の外傷歯に対する実習をまじえた臨床的対応，日本歯科大学校友会・歯学会会報,33(4):45，2007.
E．翻訳
記載事項なし
F．学術雑誌掲載講演抄録
1. 小方清和，割田幸恵，白瀬敏臣，庄内聡子，苅部洋行，内川喜盛：CPP-ACP配合ペーストのう蝕抑制効果に関する研究－エナメル質への脱灰抑制効果について－，小児歯誌，45（1）：147-148，2007.
2. 青柳暁子，田谷雄二, 島津徳人, 佐藤かおり, 苅部洋行, 青葉孝昭：マウス臼歯歯根形成におけるヘルトヴィッヒ上皮鞘の組織構築・機能・運命，小児歯誌，45（2）：238，2007.
3. 割田幸恵, 小方清和, 庄内聡子, 河上智美, 白瀬敏臣, 苅部洋行：CPP-ACP配合ペーストの齲蝕抑制効果に関する研究 象牙質への脱灰抑制効果について，小児歯誌，45（2）：332，2007.
4. 宮内美登利, 小川智久, 大津光寛, 岡田智雄, 石井隆資, 鈴木章, 苅部洋行, 長谷川功, 吉田和正, 大島克郎, 井出正俊, 佐藤田鶴子：口臭を主訴とする患者へのアンケート結果と口臭測定値との関係, 心身医学, 47(9): 820, 2007.
5. S. Warita, K. Ogata, S. Shonai, T. Kawakami, T. Shirase, H. Karibe: Use of CPP-ACP with fluoride inhibits demineralization on enamel lesions, International J Pediatric Dentistry 17(Suppl.1): 42-43, 2007.
6. H. Karibe, G. Goddard, S. Warita, T. Kawakami, T. Shirase, K. Ogata, C. McNeill: Comparison of symptoms in young TMD patients among ages: International J Pediatric Dentistry 17(Suppl.1):, 46, 2007.
7. 内川喜盛，大津光寛，矢島彩子，岡田智雄，横澤茂，仲谷寛，北村和夫，小川智久，北原和樹，岩田洋，進藤美智子，菊谷武，小方清和，織田聰一郎，三代冬彦：模擬患者参加型コミュニケーション実習の効果について，第26回日本歯科医学教育学会，岐阜，2007年7月6日．
8. 横澤茂，内川喜盛，大津光寛，岡田智雄，進藤美智子，北村和夫，小川智久，北原和樹，岩田洋，織田聰一郎，矢島彩子，小方清和，菊谷武，仲谷寛，三代冬彦：コミュニケーション実習における学生の気付きについて 第２報「葛藤への対応」，第26回日本歯科医学教育学会，岐阜，2007年7月6日．
9. 大津光寛，内川喜盛，矢島彩子，岡田智雄，菊谷武，進藤美智子，仲谷寛，横澤茂，北村和夫，小川智久，三代冬彦，北原和樹，岩田洋，小方清和，織田聰一郎：コミュニケーション実習における学生の気付きについて 第１報ヒューマンリレーションズ，第26回日本歯科医学教育学会，岐阜，2007年7月7日．
10. 早川龍，小方清和：呼吸機能と離乳食，成育歯科医療研究会会誌，9(1)，第12回成育歯科医療研究会大会プログラム・抄録集，15，2007．
11. 中山行夫，三島洋，今泉純一、中山実，宇佐美 昭，古市靖夫，石島弘己，武藤城嗣，小方清和，内川喜盛：Freeman-Sheldon症候群児の歯科治療経験，板橋区医師会会誌, 12, 66-68, 2007.
12. 大津光寛，鈴木章，宮内美登利，長谷川美樹，平林慶子，苅部洋行，石井隆資：当センターにおける自己誘発性嘔吐を伴う摂食障害患者への対処方法，障害者歯科, 28(3), 418, 2007.
13. 出口明美, 今井智明, 小林邦枝, 苅部洋行, 中村仁也：過去の抑制的対応により強度の恐怖心を示す高機能広汎性発達障害児の全身麻酔下での歯科治療の一例, 障害者歯科, 28(3), 225, 2007.
14. 三島洋，中山行夫，中山実，宇佐美昭，古市靖夫，武藤城嗣，小方清和，内川喜盛：某歯科衛生センターにおける障がい者歯科治療担当医の意識調査，障害者歯科, 28(3), 386, 2007.
15. 工藤朝雄, 島津徳人, 青柳暁子, 東理頼亮, 佐藤かおり, 青葉孝昭：マウス臼歯の歯根分岐部の形成とヘルトヴィッヒ上皮，J. Oral Biosci., 49(Suppl), 205, 2007.
G．講演
（１）特別講演・シンポジウム等での講演
1． 河上智美：がんの治療がおよぼす歯への影響，がんの子供を守る会平成19年度定期総会，東京，2007年6月17日．
2． 小口春久:共用試験歯学系正式実施第１回目の結果分析と検証,日本歯科医学教育学会,シンポジウム,岐阜，2007年7月6日.
（２）講演会・研究会・研修会等での講演
1. 河上智美：スウェーデンで見たこと、学んだこと，小児歯科学会女医会，大津，2007年2月10～11日．
2. 白瀬敏臣：歯・口の安全～外傷予防と発生時の対応～，東京都滝野川学校歯科医会，北区学校歯科医会・北区教育委員会学術講演会，東京，2007年2月20日.
3. 大島克郎, 青山幸生, 廣門靖正, 石井隆資, 岡田智雄, 苅部洋行, 大津光寛, 鈴木章：歯科処置が契機となった口腔内慢性疼痛の長期治療経過について，第36回日本慢性疼痛学会， 京都， 2007年2月24－25日.
4. 白瀬敏臣：小児の外傷歯に対する実習をまじえた臨床的対応－テーブルクリニック－，2007年日本歯科大学校友会学術フォーラム，東京，2007年2月25日．
5. 小口春久：MCQ問題、特にCBT問題作成技術向上のためのFD，大阪歯科大学2006年度第１回Faculty Development，大阪，2007年3月16、17日.
6. 宮内美登利, 大津光寛, 岡田智雄, 石井隆資, 鈴木章, 苅部洋行, 長谷川功, 小川智久, 吉田和正, 大島克郎, 井出正俊, 佐藤田鶴子：歯科医師の不適切な対応により、長期に渡る口臭恐怖症に苦悩した一例，第22回日本歯科心身医学会，新橋，2007年3月17－18日.
7. 小口春久：奥羽大学共用試験CBT問題作成第３回，奥羽大学，郡山市，2007年3月31日．
8. 小口春久：奥羽大学共用試験CBT問題作成第４回，奥羽大学，郡山市，2007年5月13日．
9. 大島克郎, 石井隆資, 岡田智雄, 大津光寛, 長谷川功, 鈴木章, 苅部洋行, 宮内美登利, 佐藤田鶴子, 廣門靖正, 青山幸生：口腔内慢性疼痛における歯科的対応と問題点―筋筋膜性疼痛に対するアプローチについて―, 第48回日本心身医学会, 福岡, 2007年5月24－25日.
10. 小方清和，割田幸恵，庄内聡子，河上智美，青柳暁子，苅部洋行：CPP-ACP配合ペーストのう蝕抑制効果に関する研究－エナメル質への脱灰抑制効果について－，第７回日本齲蝕学研究会議ワークショップ，京都，2007年6月2日．
11. 苅部洋行：知っておきたい子どものこころの病気―うつと自閉症を中心に―，第7回心療歯科診療センターイブニングセミナー， 東京，2007年6月28日．
12. 小口春久：奥羽大学共用試験CBT問題作成第５回，奥羽大学，郡山市，2007年7月29日．
13. 小口春久：奥羽大学共用試験CBT問題作成第６回，奥羽大学，郡山市，2007年9月1日．
14. 大島克郎, 石井隆資, 苅部洋行, 青山幸生, 廣門靖正, 大江容子,：抜髄処置に起因した持続性疼痛について―Apical Fenestrationの診断―, 第8回口腔顔面痛学会, 松本, 2007年9月15－16日.
15. 河上智美：プロスタグランジンとスウェーデンスタイル，日本歯科大学小児歯科同門会,東京都エドモントホテル，東京， 2007年10月27日．
16. 苅部洋行：歯学教育の新しい潮流，日本歯科大学歯学部第76回同窓会，東京，2007年11月3日.
17. 小口春久：朝日大学共用試験歯学系CBT問題作成FD，朝日大学，瑞穂市，2007年11月13日．