第51回日本小児歯科学会大会 優秀発表賞 中村侑子臨床研究生

 2013年5月23-24日に岐阜で開催された第51回日本小児歯科学会大会にて、日本歯科大学生命歯学部小児歯科学講座の臨床研究生 中村侑子先生が大会優秀発表賞を受賞しました。
 中村先生の受賞タイトルは「シクロホスファミドによるマウス歯根形成抑制の3次元再構築」で、抗腫瘍薬による歯根形成抑制のメカニズムを解明するための基礎的研究を発表しました。
現在、小児がん経験者の70%以上が治癒し、多くが成人期を迎えるようになっています。
近年、小児期に行われたがん治療による短根等の晩期合併症が確認されてきており、既往がある患者の歯科診療時には、顎口腔の発育や機能に対する配慮が必要と示唆されます。 そこで今回の受賞は、その独創性、論理性、臨床への寄与、社会への貢献度等が総合的に評価されたものと思われます。


表彰盾を手にする中村侑子先生と河上智美講師(左)、苅部洋行教授(右)


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