乳歯ってどんな歯? 乳歯はいつ生えるの?
授乳・離乳の支援ガイド
歯が生えることを萌出と言います。 ヒトは二生歯性といい、2種類の歯が萌出します。 初めに萌出する歯が乳歯で,生後8ヶ月頃に生え始め、3歳頃に全部の乳歯が生えそろいます。また,一般に2歳6カ月頃、最後の乳歯である上顎第二乳臼歯が萌出し,かみ合わせが完成する3歳頃から第二生歯(永久歯)が生え始める6歳頃までの期間を乳歯列期と呼びます。 この時期には,歯間空隙と言われる歯の間の隙間が一般に見られます。 左は乳歯列の絵です。 簡単にAからEのアルファベットで略すことが多いです。 A:乳切歯 B:乳側切歯 C:乳犬歯 D:第一乳乳歯 E:第二乳乳歯 左右対称で上あご(上顎)に10本、下あご(下顎)に10本、全部で20本の乳歯が萌出します。
歯が生える時期と順番はほぼ決まっており、個人によってそれほど大きな差はありません。 下の前歯が最も生えるのが早く、男の子で8か月頃、女の子で9か月頃です。 その他の乳歯は男女差はほとんどありません。歯が生える時期や順番は国によってやや異なるようです。 日本人の平均は1988年の日本小児歯科学会のデータが最も新しいものです。 歯が生える順序を見てみると、一般に前歯が生えた後、奥歯が生えてきますが、犬歯だけはその後ろの奥歯のほうが先に生えてくることが圧倒的に多いのです。
「授乳・離乳の支援ガイド」が新しく厚生労働省のホームページで公表されました。 詳しくはこちらをご覧下さい。