小児歯科学とは,成長・発達の過程にある小児の口腔機能の成育を目的とし,それを阻害する疾患や先天異常の予防と治療を行う歯科学の一分野である。
第3・4学年では,この目的を達成するために必要な,小児期の顎顔面および口腔諸器官の成長発達と小児歯科治療の基礎事項を覚え、また臨床への応用を理解する。また小児歯科学の対象は,健常児だけでなく,全身疾患や障害を有する小児も含める。
第6学年では,卒業試験ならびに国家試験に合格するために,第3・4学年で受けた小児歯科学授業および小児歯科学基礎実習,また臨床実習で学習した内容を踏まえ,一般歯科医師が小児の歯科診療をする際に必修の体系づいた知識を修得し,修得した知識を基礎にタクソノミーII型,III型の問題を解答する能力を身につける。
|