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ありがとうございます、Sheldon Peck先生

貴重図書ご寄贈!

 

Peck先生と矯正学講座・図書館の皆さん

 2013年10月10日(木)、元ハーバード大学歯学部歯科矯正学講座の臨床教授で、アメリカ歯科医学史学会の理事を務められていらっしゃるSheldon Peck先生が来校されました。

 Peck先生は、世界的に有名な矯正歯科専門医で、歯科矯正学の歴史、特にEdward H. Angle(1855-1930)のご研究は有名です。またアングル・ソサエティ(The Edward H. Angle Society of Orthodontists)の事務局長も長く勤めていらっしゃいました。最近ではアメリカにおける矯正歯科のパイオニアであるNorman Kingsley(1829-1913)に関する論文も発表されています。

ご寄贈図書

 10月7〜9日に長野県の松本市で開催された第72回 日本矯正歯科学会大会での特別講演のために来日され、学会終了後、本学図書館を訪問されました。

 その際、ご自身のコレクションから、主に1700年代後半から1800年代半ばの歯科に関する貴重な図書7冊を当館にご寄贈いただきました。歯科医学史の研究家であったニューヨークのBernhard W. Weinberger先生(1885-1960)の蔵書が含まれており、大変貴重なものばかりです。

Peck先生と佐藤館長

 当日、学会終了後に歯科矯正学講座の面々とお越しになったPeck先生により、お持ちになった貴重書7冊が佐藤巌図書館長に手渡されました。

 丁寧に包装された図書を開けていくと、Peck先生が1冊ずつ説明してくださり、和やかな時間が過ぎていきました。

 頂いた図書は、保存環境の整った地下2階の稀覯書の棚で大切に保管いたします。

 貴重な図書をご寄贈いただきましたSheldon Peck先生、並びにPeck先生来日にあたり、ご配慮いただきました歯科矯正学講座の新井一仁教授に厚く御礼申し上げます。

 

 

稀覯書です

Peck先生蔵書印と新井先生への謝辞

 

Peck先生が最近発表された論文

 Dentist, artist, pioneer: orthodontic innovator Norman Kingsley and his Rembrandt portraits.(J Am Dent Assoc. 2012 Apr;143(4):393-7. Full Textはこちら[学内線用])

 

最後に図書館のみんなと    

 ( 図書館 小松崎記 2013.10.31)