図書館の空間 |
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衛生学講座准教授 今井 敏夫
私たちはこの図書館でもう一つの豊かな空間を感じることが出来るでしょう。図書館には自然科学の書籍ばかりでなく社会科学、文学、芸術、歴史などなど多種多様な書籍、雑誌が置かれています。 (2013.6.17up)
＊図書館員より 目白通り側の2階窓からは、5月になると真っ白な花でいっぱいの、そして9月には赤い実でいっぱいの山帽子の街路樹をみることができます！
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一昔･二昔前の図書館は、暗く重苦しい空気に包まれたかび臭い空間のイメージでしたが、日本歯科大学の図書館はamazingの一言です。入口から一歩足を踏み入れると広々とした吹き抜けの空間、そこには二階まで続く書棚に多くの書籍が整然と並び、あたかも来訪者を出迎えているかのような錯覚に陥ります。二階への木製の階段を上がるとガラス越しに見える木々の緑はここが都会とは思えない雰囲気を演出しています。さらに一階、二階ともどの席に座っても柔らかな間接光と好天の時には窓越しの優しい陽射しに包まれて、心身を癒してくれる静かで穏やかな空間で時間が流れていることを感じます。
先ずは、書籍･雑誌の背表紙や表紙の表題を見て、日頃使っている教科書とは違う書籍、雑誌の中から興味の湧きそうな本を手にとって、居心地のよさそうな席に座り本を開いてみませんか。本を読み始めると、その時から非日常的な空間の中で貴方の思考･想像が始まるのです。そこは誰にも干渉されない、貴方だけの自由な心地良い世界になるのです。本は我々が日常経験できない世界を感じさせてくれます。一人の人間が一生の間で実体験できることは僅かです。我々は書籍を通して様々な体験を味わえ、その積み重ねが経験や知識となり、さらに心の豊かさにつながって来るでしょう。本は医療人に必要な洞察力、ヒトの理解、思いやりを養います。1週間に1回でも、素敵な図書館で心地良い空間を過ごしてみませんか！ 信頼される医療人になることを目指して。