日本の大学図書館の88%が図書館のホームページを持ち(2003年9月現在),大学の62.5%がトップページから図書館のページへのリンクがある。図書館のウェブページにはもちろん意義があるし,外部に公開することにも意義がある。ウェブページを作り,維持し,公開するのは,図書館の存在だけでなく,図書館の活力を示すことである。また,大学(学部)のトップページから図書館へのリンクがあることは,大学における図書館の役割が認められている証しである。

 1990年代の図書館におけるトピックは「電子図書館」であった。しかしながら文部省が2002年度末に出した報告書「学術情報発信に向けた大学図書館機能の改善について」では,「電子図書館」という表現は姿を消している。電子図書館という概念は,もはや過去のものとなりつつあり,ウェブの日常的利用と資料の電子化の発展という現実に対処した図書館の運営が求められるようになっている。