献体 白菊会日本歯科大学生命歯学部東京支部


■その意義について

献体とは

 医学・歯学の大学における人体解剖学の教育と研究のために、自分の死後、遺体を無条件・無報酬で提供することです。

献体の意義

 将来、医師・歯科医師を志す学生が、人体解剖学実習で人体の構造を知るとともに、献体者への感謝の気持ちと自らの責任を自覚し、より良い医師・歯科医師となるために必要な「医の倫理」を学ぶという大きな役割を担っています。 

科大学でも解剖があります

 歯科大学では、学生に歯の治療についての専門的な知識や技術を教えるのは勿論ですが、医科大学と同じように、内科、外科などの諸学科についても講義が行われています。口の中(口腔)は全身と深い関わりをもっているため、歯の病気といってもムシ歯だけでなく身体全体に影響を与えることが多いからです。したがって、歯科大学でも全身についての人体解剖学の講義と実習がおこなわれています。

■献体の実際

慰霊祭

 毎年9月末ころ、本学の主催で解剖体諸霊位供養法会(慰霊祭)が行われます。

 慰霊祭には、ご遺族の方は勿論、献体登録会員の方々にも多数ご参列いただいております。

 

 

献体登録の手続き

 以上の主旨にご賛同下さり、献体登録を希望される方は献体に関するパンフレットと入会申込書をお送りいたしますので、下記までご連絡下さい。


東京とその近隣県の方は

白菊会日本歯科大学生命歯学部東京支部

〒102-8159
東京都千代田区富士見1-9-20
 日本歯科大学生命歯学部 解剖学第一講座
 連絡先のメールは
こちらです

*現在、白菊会日本歯科大学生命歯学部東京支部の新規入会受け入れは見合わせております


新潟県の方は

私どもの大学の新潟生命歯学部が新潟市にございます。新潟県の方は、下記にご連絡下さい。

白菊会入会の連絡先について
白菊会日本歯科大学新潟生命歯学部支部

〒951-8580
 新潟県新潟市中央区浜浦町1-8
  日本歯科大学新潟生命歯学部
  解剖学第一講座(教授:影山幾男)


◆献体登録に当たって特に注意すること

1.入会申込書に本人の自署・押印、同意書にご親族(配偶者、親、兄弟姉妹、子、孫など)の同意の署名・捺印が必要です。家族の中で一人でも反対されていると、献体できなくなる場合があります。

2.登録に関する費用はかかりません。

3.本学では、東京およびその近隣の県に在住の方のみのご入会となります。


◆◆ 既登録者・献体についてさらに お知りになりたい方は、お読み下さい ◆◆

■献体の手続き(会員が亡くなられた時)

 ご遺体のお引き取りにつきましては、お亡くなりになった後速やかにご遺体の防腐処理をする必要がありますので、なるべく早めに大学にご連絡下さい。

連絡先

会員証に記載されております大学の連絡先にご連絡ください。

電話でお知らせいただくこと

・亡くなられた方の氏名、会員番号、死亡年月日(時刻)、死亡場所

・連絡を下さっている方の氏名(続柄)、住所、電話番号

・お通夜・告別式の予定

(通夜・告別式をもたれる場合、葬儀に当たっての費用は自費となります)

・ご遺体をお迎えにあがる日時・場所

・埋火葬許可証の原本 1部(死亡された場所もしくは住民票所在地の市・区役所、町・村役場で発行されます)

・死亡診断書のコピー 1部

・印鑑(お引き取りに伺う担当者が、ご署名および捺印をいただく書類を持参します)

ご遺体をお引取りできない場合

 次のような場合には、残念ながらご遺体をお引取りできない場合もあります。

・亡くなられてから時間が経ち過ぎた場合(おおむね24時間以内ならば可能)

・死因等に疑問がもたれ、司法解剖/行政解剖または病理解剖に付された場合

・自殺、事故死、及び直接の死因が不明な場合

・重大な感染症(エイズ、結核、ウィルス性肝炎、新型肺炎、新型インフルエンザ、その他新型ウイルス感染症等)の存在が予想される場合

・本学のご遺体保管施設のスペースに空きがない場合

・その他解剖実習用のご遺体として不適切な場合              

いずれの場合も詳細はご連絡を受けた際、ご相談いたします。

日本歯科大学では今般の新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大に伴い、日本解剖学会解剖体委員会からの危険性のある感染症注を伴うご遺体の取扱いに関する日本解剖学会の指針(2020年3月)に従い、ご遺体をお引取りの判断をさせて頂きます。ご連絡を受けた際、ご生前の症状や死因を詳しくお聴き取りさせて頂く場合がございますがご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

ご遺体のお取扱い

 ご遺体の取扱いは、法律(「死体解剖保存法」等)により厳格に規制されております。

 本学ではこれらの法律に従うことはもとより、教職員及び学生共々、御霊に対して深い敬意と感謝の念を忘れず丁重にお取扱いいたしております。

遺骨の返還

 解剖学実習が終わったご遺体は、本学の費用で火葬場にて茶毘にふし、ご遺族にご遺骨を慰霊祭時に丁重にお返し致します。

 生前から献体登録をされていた方の場合、ご遺族の希望によりご遺骨をお返しする際に、故人宛ての文部科学大臣の感謝状が贈呈されます。

                  令和3年10月  はじめに戻る